OctoDash導入

1/07/2023

3D Printer Raspberry Pi

t f B! P L

OctoPi/OctoPrint/OctoDashとは

  • OctoPrint:
    • 3D Printerを遠隔で操作できるようにするためのRaspberry Piで動作するアプリケーション。
  • OctoPi:
    • OctoPrintが最初からセットアップされているRaspberry Pi用のOS
  • OctoDash:
    • OctoPrint用のUI
    • Raspberry Piに接続出来る比較的小型のタッチスクリーンに最適化されている

https://unchartedbull.github.io/OctoDash/index.html


事前準備

OctoPrint導入について

導入はOctoPiをダウンロードしてSDカードに焼いただけ。Raspberry PiのOSセットアップについては様々なサイトで紹介されているので、必要な場合はページ下部の参考にしたサイト等を参照。

Raspberry Pi用ディスプレイ

本来はRaspberry Pi用のタッチパネルを入れることで、OctoDashからの操作含め便利になる様だが、費用をかけるほどでもないので今回は手持ちのモニタでUIの表示まで行う。

手持ちのモニタは、以前使っていたDocomoフォトパネルをHDMI化した代物なので、ちょっと普通ではない9インチのパネル。元々タッチパネルだが、HDMI変換ボードを付けただけなのでタッチ機能は生きていない。

裏側はHDMI変換のボードがむき出しで、あまりきれいには出来ていない…

Amazonの購入履歴を検索すると、VSDISPLAY 800x480 TTL」 という基盤を\3,000ほどで購入して作ったものらしい。


本題:OctoDash導入

とりあえずOctoDashの公式サイトのInstallationのセクションによると、Githubにあるスクリプトを実行すれば自動でインストールしてくれると書いてあったので実行してみる。

ーーーー

Automatic Installation

The automatic installation is as simple as pasting the following line into the shell on the device that should run OctoDash. The script will ask you multiple questions and can even install some OctoPrint plugins for you.

bash <(wget -qO- https://github.com/UnchartedBull/OctoDash/raw/main/scripts/install.sh)

ーーーー

SSH(Puttyを使ってます)でOctoPiに接続し、さっそく上記スクリプトを実行

sudo必要だったようで、パスワードを入力して進める。

必要なアプリケーションなど勝手にアップグレード等を進めてくれる

数分すると、どのPluginが必要か聞かれる。OctoPrintのUIで後から入れられるみたいだったけど、良くわからない時は全部選択してみることに。

スペース&矢印キーで項目選択

インストール中に”WARNING: Retrying ..."と表示が出てくる。うまく進まなかった項目があるかもしれない…

10分ほどすると次の選択、CORSを有効にするかどうかを聞かれる。必要かどうか、少し(1分以下)ネットを調べただけではわからなかったので、ここでもとりあえずYesを選択。

Spaceを押したら、Enterを押さずとも

その後もいくつか選択肢が出るが、いずれもyesを選択した。

OctoDashを起動時に自動で開始するかどうか: yes

アップデートスクリプトをセットアップ: yes

その後、セットアップ完了したらしく再起動

再起動すると、モニタ上は”xinit: server error”という表示。ここで、先人の知恵を借りるべく参考サイトを見たりすると、まずはDesktop環境のセットアップしておこうかと書いてあるので、とりあえず入れてみる。グラフィカルUIを表示させるので当然必要かもしれないといまさらながらに思う。

/home/pi/scripts/install-desktop

ーーー

本当に入れるのか??入れないなら「Ctrl+C」押してね、と出てくるが気にせずEnter & yes

30分くらいかかってインストール完了し、再起動。

ーーー

再起動が完了するとモニタには普通のDesktop環境が表示されるも、OctoDash画面にはならない。おそらくDesktop環境がある前提でOctoDashのインストール実施が必要な雰囲気なので、再度インストール実施。すると、モニタ上にはOctoDashの初期設定画面が表示された。

しかし、タッチパネル無しでかつキーボード・マウスをRaspberry Piにつないでない状態のため、OctoDashのセットアップを進めるためにVNC接続が必要となる。

raspi-config >「3 Interface Options」>「P3 VNC」から有効化。


VNC Viewerを起動。Raspberry Piに接続しやっとOctoDash画面に到達。nextをクリックして進む。

表示されているOctoPrintのinstanceを選択する。

認証が必要らしい。[send request]を押すと、OctoPrintのWeb UI上にAPI Key

Web UIで[Allow]を選択すると、API Keyに勝手に入力されて次の画面へ進む。

タッチパネルではないので、Use Touchscreenの選択肢をOffにした。

Feed Lengthはエクストルーダからホットエンドまでの距離ということで、折角なので測ってみると35cmくらいあった。


使用しているプラグインを選ぶらしいが、OctoDashのインストールで色々追加されているらしい。とりあえず後からでも設定は出来ると思うのでそのままで進むと、やっと完了。

doneを選択して完了!

画面上にはノズルとベッドの温度、ファンスピードが表示されている。次のプリント実行がとても楽しみだ。

チュートリアル的にまとめておきたかったが、相変わらず無計画に進めながら投稿を書いてしまい、後から見直すと結局必要な作業がわかり難い。

簡単にまとめると以下の流れ:

  1. OctoPiを入れる
  2. Raspberry Piにモニタを繋げる
  3. Desktop環境を有効にする
    • /home/pi/scripts/install-desktop
  4. VNCを有効化
    • raspi-config >「3 Interface Options」>「P3 VNC」
  5. OctoDashをインストール
    • bash <(wget -qO- https://github.com/UnchartedBull/OctoDash/raw/main/scripts/install.sh)
  6. OctoDashのセットアップ

最初から他のサイトを参考に進めればあまり迷わず出来たはずだが、とりあえず自分でハマってみた方が楽しみも増す(ということにしておく)。


参考にしたサイト等


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