最近は週末山登りで(平日は気力が足りず)3Dプリンタはおそらくここ一月以上静かにビニール(埃除け)をかぶっていたが、折角Black Fridayで前から欲しかった2パーツ(Dual Z軸化とCR Touch)を買ったので組み込み。
購入品
将来的にはダイレクトエクストルーダを入れてみたいと思っているので、準備段階としての2軸化。ネットで色々見ていると2軸化するだけでも高さのあるプリント時は効果があるらしい。
Bed Levelingはさほど苦になっていたわけではないものの、ネジだけではおそらく取り切れないプレートそのもののたわみまで補正出来てくれないかと期待。
久しぶりに使用するので、新しい部品を組み込む前に少しBenchmarkだけ取っておくことにした。まずはXYZキューブ:
下から5mmくらいのところ(Xの真下あたり)に2xレイヤーだけずれが出た。続けて念のため全体的にレベリングが出来ているか確認。こちらは比較的きれいに仕上がった。
Dual Z軸の効果が出るかどうかも少しは比較してみたいので背の高いモデルを作成。幅1cm・高さ12cmの”柱”を左右に間隔をあけて配置。柱部分は中空にしてあるため、最初の1cmを超えたあたりから1層あたりの作業量が少なく、左右をあわただしく動き続けることに。ステッピングモータの静音化もいつか検討したい。
上に行くほどレイヤーのずれがでたりし始めるかと思ったが、12cm程度ではまだまだ問題なさそう。周期的な模様が出ているので、これは台形ネジのブレによるものと推測。ネジが2本になるとこうした”ブレ”が緩和されるか期待したい。それよりも下の方がなかなかひどい。こういったズレが出る時と出ない時があって未だに原因がよくわからない。
ひとまず改造前の様子はいまいちながら捉えられたので組み立てにとりかかる。
※ アップグレードは一つずつ徐々に進めるべきなのだろうが、プリンタの裏を開ける作業はいっきにやりたいのでまとめて組み立て実施。組み立ては別々の投稿へまとめ。
それぞれ導入は出来て見た目やプリント開始時の動作など変化はあるが、実際のところ出力結果に影響するのかどうか検証していきたい。
ひとまずLevelingが良くなったかという点について、もともとのLevelingのBenchmarkがいい感じでできていたので比較が難しい。それなりにきれいに仕上がっていたが、マスキングテープを変えなかったせいかSkirt部分の定着はよろしく無かった。
もう一つのBenchmarkタワーは現在プリント中。途中経過は”Before”版ほどではないものの少しレイヤーの乱れが出てしまっている。
高い位置に行った時の揺らぎのような模様が低減されていればDual Z軸化の効果といえなくないが、果たして。
追記:アップグレード前と同じBenchmarkタワーを作ったが仕上がり具合は変わらず。試しに作ったController Standはきれいにできたので、Benchmarkタワーのモデル自体に何か問題があるのかどうか。いつか解明しておきたいが、ひとまずアップグレードは完了。
左:Before、右:After |