映画レビュー、今回はインド映画
原題: Dabba
英題: The Lunchbox
邦題: めぐり逢わせのお弁当
1時間45分, 2013, G
IMDBより
主役はスラムドッグ$ミリオネアで警察官役をやっていたイルファン・カーン。インド映画は定番の踊り、軽快なストーリー進行、面白い設定(『ロボット』、『マッキー』とか)などを楽しみに見ることが多いなか、この作品は静かでストーリー重視。
弁当箱が間違って届けられたところから、弁当箱を介した文通で弁当を作る側で夫とうまくいかず家庭内の問題に悩む奥様と、妻に先立たれて沈んでいる退職間近なサラリーマンとのやり取りを描いてます。ながら鑑賞だったのでもう一度(心が落ち着いているときに)観たい映画。
感想・小ネタなど
Dabbaはそもそも箱という意味のようで、ムンバイから始まった慣習として弁当箱を自宅から回収して職場に届けるダッバーワラ(弁当屋さん)という仕組みがあるそうです。宗教的に人それぞれ食べられるものが違ったりすることと、食事は温かいものを食べたいというインドの文化的な背景があるようです。
(詳しいことはこのサイトに書いてありますので参考まで)
ところで、インド映画を観ると女性の額に赤い点が付いているのをよく見ます。これまでも気になっていたのでちょっと調べてみました。詳しい解説は色んなサイトにまとまっているので、ビンディで検索。
ヒンドゥー教では眉間は特別な場所とされていて、物事の真実を見極める第三の目とも言われているそうです。もともとは宗教的な意味合いで赤い粉を付けていたようですが、今ではシール状のものも多く、おしゃれな装飾となっているそう。あまり気にしてませんでしたが、確かに色んな種類見ますね。
また、額のビンディよりも宗教的な意味が強い『シンドゥール』というものもあるそう。シンドゥールは結婚していることの証として、髪の生え際につけるみたいです。