前回、 デスクトップ環境をUbuntu(GNOME)からKubuntu(KDE Plasma)へ切り替えた。これを機にWindows系環境に近づけるべく、まずはOneDriveのファイルをKubuntu上でも同期を取れるようにrcloneを導入した。今回はChatGPTの全面協力を得ながら作業を進めてみたら、思いの外ネット検索よりも楽だった。
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| 今回もイメージ画像をChatGPTさんへ依頼。プロンプトをそのまま英訳したような内容に。 |
OneDriveを使うには
まずはChatGPTにKubuntu 25.10環境でOneDriveを使いたいと聞いたところ、以下の回答:
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これは「公式クライアントが無い世界で、理性と道具で折り合いをつける」系のテーマですね。結論から言うと、**一番安定していてKDEと相性がいいのは、OSSの
onedrive クライアント(abraunegg版)**です。実運用に耐えます。
順を追っていきます。
まず全体像。
Kubuntuでは主に選択肢が3つありますが、現実的なのは2つ。
- CLIベースだが非常に安定:onedrive(abraunegg) ←おすすめ
- GUI重視:Insync(有料)
- rclone(同期用途向け、やや玄人)
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onedrive (abraunegg)はネット検索でも色々と出てきたため試しては見たが、どうしても依存関係にある「libphobos2-ldc-shared106」をインストール出来ないと出てしまい、うまく進められず。
お金はかけたくないため、"やや玄人”が心配ではあるがrcloneを試すことに。
rcloneインストール
進め方はChatGPTに指南してもらうことに。ChatGPTも人間味を出そうとしているのか、謎の例えとともに解説が始まった。
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では今度は rclone × OneDrive × Kubuntu 25.10。
これは「同期というより“リモートを自在に操る万能ナイフ”」の世界です。onedrive(abraunegg)が堅実な定期便だとすると、rcloneは瞬間移動装置。思想がかなり違います。
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とりあえず「瞬間移動装置」の導入を進める。
ターミナルにてインストール
$sudo apt update
$sudo apt install rclone
バージョン確認して完了
$rclone version
rclone v1.60.1-DEV
- os/version: ubuntu 25.10 (64 bit)
- os/kernel: 6.17.0-12-generic (x86_64)
- os/type: linux
- os/arch: amd64
- go/version: go1.24.4
- go/linking: dynamic
- go/tags: none
OneDriveへ接続
ChatGPT曰く: ここが核心。rcloneは 最初に設定してしまえば、あとは無口に働くタイプです。
$rclone config
Current remotes:
Name Type
==== ====
onedrive onedrive
e) Edit existing remote
n) New remote
d) Delete remote
r) Rename remote
c) Copy remote
s) Set configuration password
q) Quit config
New remoteを選択し名前を入力。とりあえずonedriveとすることに。
client_idとclient_secretは空欄のままEnterでOK。
Option client_id.
OAuth Client Id.
Leave blank normally.
Enter a value. Press Enter to leave empty.
client_id>
Option client_secret.
OAuth Client Secret.
Leave blank normally.
Enter a value. Press Enter to leave empty.
client_secret>
Option region.
Choose national cloud region for OneDrive.
Choose a number from below, or type in your own string value.
Press Enter for the default (global).
1 / Microsoft Cloud Global
\ (global)
2 / Microsoft Cloud for US Government
\ (us)
3 / Microsoft Cloud Germany
\ (de)
4 / Azure and Office 365 operated by Vnet Group in China
\ (cn)
Option regionは、1 / Microsoft Cloud Global (global)
そのまま進むと、アカウントの認証のため、別途ブラウザが開いて手続きし完了。
ひとまずOneDriveの中身が見れるか確認。(注意: OneDrive内の全ファイルをリストしようとするためとても時間がかかる)
rclone ls onedrive:
※ OneDrive内のファイル羅列
※ OneDrive内のファイル羅列
。。。
同期 vs. バックアップ
いきなり同期してしまって、OneDrive内のファイルを消してしまわない様にという配慮をChatGPTが提案してくれた。
ダウンロード(OneDrive → ローカル)
- コピーなので 削除はしない
- まずはこの操作で慣れるのが鉄則
$rclone copy onedrive:Documents ~/OneDrive/Documents
アップロード(ローカル → OneDrive)
rcloneは明示しない限り、消しません。
ここが安心ポイント。
$rclone copy ~/OneDrive/Documents onedrive:Documents
同期(mirror)
これは強力だが危険。
ターミナルにて
$rclone sync ~/OneDrive onedrive:
意味:
・ローカルを正とする
・OneDrive側を完全一致させる
・余分なものは削除
初回は必ず:
$rclone sync ~/OneDrive onedrive: --dry-run
マウントして「擬似ドライブ」にする
rclone最大のロマン機能。(← あくまでChatGPTのご意見)
$mkdir ~/OneDriveRemote
$rclone mount onedrive: ~/OneDriveRemote --vfs-cache-mode writes
すると:
・Dolphinで普通のフォルダに見える
・実体はクラウド
・必要なときだけ通信
注意点:
・ログアウトすると解除
・大量ファイル操作はやや遅い
・常用より「一時利用」向け
Rclone Browser
CUIでの操作である程度使えることがわかったが、もう少し使い勝手を良くすべくGUIを入れてみた。CUIからインストールでも良かったが、Discoverにてさくっとインストール。
開いてみると最初は何も表示されていない状態だったが、[Config ...]ボタンから設定を進めると、既にCUIで設定済になっていたonedriveを表示することが出来た。このGUIから、ファイルの操作やMountも可能。
ひとまずいつも使用しているフォルダをMountしたら、Windowsと似たような運用が出来そう。ただし、本家OfficeはやはりVirtual MachineでWindowsを再導入する必要がありそうなので、引き続き次回はWindows再設定に進む予定。