Ubuntu環境への移行、その後の設定諸々

2/22/2025

Ubuntu

Ubuntu Desktop & VirtualBox(Windows 11)環境で、以前のWindows 10環境と変わらない状態とするため、前回のセットアップ作業からいくつか設定を行った内容のメモ。

ChatGPT DALL-Eで生成
無償の範囲内のためあまり作り直しも出来ず

VirtualBoxの設定

USBの使用

VirtualBox Extention Pack

USB 2.0や3.0を使用する際には、VirtualBox Extention Packを導入する必要があるようで、まずはこちらを導入。

公式サイトのDownloadよりPersonal Use and Educational License(PUEL)のTerms & Conditionに同意してダウンロード。とりあえず通常の個人利用なら問題なし。

Downloadしたファイル「Oracle_VirtualBox_Extension_Pack-7.1.6.vbox-extpack」をツール画面からインストールすれば完了。

vboxusersグループ

USBを使用するにはvboxusersグループに登録する必要があるとのこと。仕組みなど詳細はよく理解できていないが、とりあえずVirtualBoxマニュアルにも記載あり。

https://www.virtualbox.org/manual/ch03.html#usb-support

“On supported Linux hosts, Oracle VM VirtualBox accesses USB devices through special files in the file system. When Oracle VM VirtualBox is installed, these are made available to all users in the vboxusers system group. In order to be able to access USB from guest systems, make sure that you are a member of this group.”

ざっくり意訳 →  USBデバイスへのアクセスは特別なファイルを通して行い、そこへのアクセスはvboxusersというグループを介して行う。

ユーザ登録:

:~$ sudo gpasswd -a [user_name] vboxusers

グループの確認方法

:~$ less /etc/group | grep vboxusers

USBの設定

仮想環境のUSB設定で、使用したいUSB設定デバイスを追加する。グループへの登録など上記設定が出来ていない状態だと、追加しようとしても何もリストされない。

ここまで出来たら、あとはゲスト側Windows 11内で通常のUSBとして認識されているはず。

これにて、Windows 11の方では「Windows Hello」の指紋認証も復活させることが出来た。使用しているUSBの指紋読み取りデバイスは、Ubuntuではまだ指紋認証として対応できないらしくUbuntu 側は毎回パスワード入力。

ネットワーク設定

ローカルネットワーク上のNASにアクセスするため、Default設定の「NAT」から「ブリッジアダプター」に切り替える必要あり。

「NAT」ではアドレス変換されるため仮想環境のWindows 11のIPアドレスはVirtualBoxが割り当てた状態で物理的なローカルネットワーク上の他の機器へアクセス出来ないが、「ブリッジアダプター」に変えてやればIPアドレスもホスト側(Ubuntu Desktop)と同じく192.168.xx.xxで割り当てられた。

HDDへのアクセス

共有フォルダの設定で追加するだけ。


Ubuntuアプリ諸々

ペイント(Pinta)

普通に使用していてふと画面キャプチャした際に、Windowsであれば迷わずペイントを使用して画像を保存していた。Ubuntuではピクチャ/スクリーンショットフォルダに自動保存されるが、少し編集したい時などやはりペイント的なアプリが欲しくなる。

アプリセンターでPaintと検索すると、Snapパッケージで31点(おそらく画像編集以外も含む)、Debianパッケージで11点引っ掛かる。

選択肢は色々とあるようだが、Web検索で見ているとPintaが最もペイントに近く一般的な様子。今回はひとまずPintaをインストール。GIMPはWindowsでも使用したこともあるため、必要になったら導入予定。

動画再生(VLC)

画像ソフトと同じくアプリセンターで検索するとこちらも多くの選択肢がありそうだが、Windowsでも使用していたVLCを入れた。

・・・アプリセンターでインストールしたが、何故か起動せず。とりあえずアンインストール後にTerminalからインストールすることに。

:~$ sudo apt update
:~$ sudo apt install vlc

・・・今度は問題なく起動。やはりLinuxはGUIだけでなくCUI必須かな。

設定 > アプリ > 既定のアプリ > ビデオ(V) からVLCメディアプレイヤーを選択して既定に設定。

Anaconda

最近あまりPythonを使えていないが、やはり使うとなったときは環境構築含めてAnacondaが便利。すぐに使うかどうかはさておき、とにかくインストール。


公式サイトより、Linux向けをDownload: https://www.anaconda.com/download

今回ダウンロードしたファイルは、「Anaconda3-2024.10-1-Linux-x86_64.sh」というファイル。拡張子が「.sh」となっており、「.deb」(Debianのパッケージ)と違ってTerminal(日本語設定なので“端末”)から実行する必要あり。

実行方法はbashコマンドでOK。shやchmod +xで実行権限をつけて実行してもOK。

:~$ cd ダウンロード
:~/ダウンロード$ sudo bash Anaconda3-2024.10-1-Linux-x86_64.sh

インストール時に細かくメモを取り忘れたが、メッセージに従って基本的にYes選択で進めれば大丈夫だった。

バージョン確認:

:~$ conda -V
conda 24.11.3

起動方法:

:~$ conda activate
:~$ anaconda-navigator


とりあえずNavigatorが立ち上がればあとはWindowsと操作性は変わらず。

Ubuntuホームフォルダの名称

色々と設定作業やダウンロードなどしていると、CUIからフォルダへアクセスする必要も出てくるが、日本語設定にしているUbuntu環境では様々なフォルダも日本語化されていしまっている。

以下のサイトの記事「Ubuntu 22.04 をインストールしたら設定すること 10 ヶ条」の7番目「7. 日本語のフォルダ名を英語にする」に説明があったため実行

Zenn: https://zenn.dev/sprout2000/articles/8ea4a77d81583a

:~$ env LANGUAGE=C LC_MESSAGES=C xdg-user-dirs-gtk-update

以下のウィンドウが開き、Update Namesを押すと標準フォルダを英語名のフォルダに変えてくれる。

ホームフォルダを見てみると、日本語名(e.g. ダウンロード)と英語名(e.g. Downloads)が共存した状態となっており、以前までのファイル(ピクチャ内のスクリーンショット等)はそのまま残されていた。少々気持ち悪いのでこれらは英語フォルダへ統合。

また、再起動した際に、ローケルの日本語とフォルダ言語が異なっているため日本語にするか?というメッセージが出てきたが、変更しないを選択して完了。



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